熱帯果実マンゴスティン(学名Garcinia Mangostana)は、世界で最も美味しい果物の1つとされ、「フルーツの女王」とも呼ばれています。マンゴスティンは主にカンボジア、中国、インドネシア、マレーシア、ベトナム、台湾、タイその他の東南アジア諸国で栽培されています。
* 実は球形あるいはやや平たい球形で、直径6cm前後の大きさ。
* 果皮は1cmくらいのの厚みで、指で押すと割れる硬さ。
* 果肉は柔らかく透き通るような白色。4〜8個の房に分かれていて種が入っているものもある。ほどよい酸味と甘味、なめらかな口当たりと芳香で人気がある。
植物に含まれる栄養素の1つで、キサントン骨格という化学構造を持つ化合物の総称。キサントンは抗炎、抗発ガン、抗生、抗菌、抗ウィルス、抗アレルギー、抗酸化その他、種々の強力な生物活性を持つことが知られています。中でもマンゴスティンの果皮に高濃度で含まれているマンゴスティン系キサントンは、マンゴスティン果皮が古くから民間薬として、やけど,湿疹,口内炎,歯周炎、腸炎、下痢、赤痢、膀胱炎などに適用されてきたこともあって、現代薬学で盛んに研究されてきました。
マンゴスティンの果皮には20種を超える既知のキサントンが高濃度で含まれ、その中でもAlpha MangostinとGamma Mangostinが最も広く研究されてきました。キサントンのほかにも、カテキンその他のポリフェノール(抗酸化、抗腫瘍、収斂)やポリサッカライド(抗菌)が高濃度で含まれています。
産地以外では冷凍物や缶詰が入手可能な場合もありますが、生のマンゴスティンは検疫上の理由から輸出入が難しく、産地以外ではあまり知られていないようです。マンゴスティンの科学的研究や臨床研究は主にアジア諸国の大学で盛んに行われ、日本でも東北大学、金沢大学、名城大学、その他の大学の薬学部にマンゴスティンの研究者がいます。
キサントンの作用/生物活性
* 抗生* 殺菌/抗菌* 抗ウィルス* 抗糖尿病* 抗酸化* 抗炎/シクロオキシゲナーゼII型阻害* 抗発ガン/腫瘍
* 皮膚のトラブル解消* 免疫機能の活性化
* 血管循環器系のトラブル解消* 血液中のコレステロールを低下* 抗高血圧* 心臓の保護*
●現在研究されている作用
* 抗HIV* 抗神経痛* 抗鬱